釣行記 アルクスポンド宇都宮
釣行日 2020年11月08日 日曜日 7:00~12:00、15:00~20:00
今日はホームグランドのアルクスポンド宇都宮さんに行ってきました。
11月から20時までのナイター営業を行っているということで、昼の悶絶タイムを休み時間としてトータル10時間の釣行を愉しんできました。
インスタでオリジナルスプーン「saji」の開発状況や釣行記を投稿しているのですが、そんな中で知り合ったエリアトラウトマニアの瓜田さんとご一緒しました。 今年のトラキンエキスパート戦に勝ち上がった方で、とても巧い方でした。
僕は今年の7月からインスタを始めたのですが、ここで知り合った方も多くてとても励まされています。
コロナ禍で人と会うことが難しい環境になってしまっていますが、やはり人と人のコミュニケーションというのはとても大切だと思います。
「同好の士」ならば尚更で、今日は釣りのパーソナルな愉しみを大切にしつつ、良いお話を伺うことが出来ました。
ちょっとタフなポンドの状況だったのですが「saji」を試して頂き、最初に使用した「gou 08」でバシッと釣り上げて頂きました。
巧い人の釣りを拝見していて思うことなのですが、丁寧なリトリーブの中に絶妙の誘いを織り交ぜていらっしゃるようで、レンジコントロールに対する感受性や魚の反応に対するナレッジの高さを感じました。上手な人の釣りを見ることは自分自身の向上に繋がります。
僕の方の釣りですが、「saji」主体では昼間はちょっと厳しかったです。
ボトムスプーンも試しましたがなかなか良い反応が得られず、魚たちがリアクション好みになっている印象です。
そんな状況だったので、ポンドの状況を見ながら「saji」を使い、上目に浮いてきた魚をポツポツとキャッチすることが出来ました。
今日は「saji gou 08」が当たって、昼間の太陽光が強い時間帯は波長の短い薄い紫色への反応が良かったです。
デジカメを扱っている人はご存じと思うのですが、光の色を表す尺度に「色温度」というものがあります。
この「色温度」太陽光の状況によって変化して、晴天快晴で日差しが強いときは高くなり、曇りや夕暮れなどで日差しが弱まると低くなります。
人間の目に映る色は光の波長によって決まるのですが、「色温度」の高低によってエネルギーの高い波長領域が変化するので、天候や太陽光の状態によって変化する「色温度」に応じて魚の好む光の波長=カラーが変化する、と僕は捉えています。
もちろん魚は生き物なので絶対ではありませんが、迷いがちなカラー選択の方法論として使っています。
ここら辺の内容を踏まえて「saji」の展開色を検討していますので、決定したら Tips にてお知らせいたしますね。
さて昼間の時間帯はやっぱり厳しくてプラグにスイッチしようかと思ったのですが、その前にメタルバイブを試しました。
引くとブルブルと振動して停めると落下の早いメタルバイブはリアクション系に効くだろうという考えです。
これが当たり、数を伸ばすことができました。
僕はスプーンの巻きの釣りが大好きなので、それ以外の釣りをするときは敗北感を感じるタイプなのですが、ルアータイプにはそれぞれに適したテクニックがあるので、その方法を考えながら釣りをするのは面白いものです。
昼の休憩を挟んで15時から再開します。
太陽がだいぶ傾いてきていたので、光の波長の長い色をイメージして赤系のカラーを選びます。
今回持って行った「saji」のカラーは原色系と淡色系の2タイプだったのですが、光の弱まりを意識してシルエットの出やすい原色系を選びました。
これが正解で良いアタリが出ました。
そして日が暮れていきます。
赤系から更に波長の長い赤紫系にシフトして狙い通りにヒット。
考えていたカラーロジックに沿って反応を得ることが出来ました。
そして待望のナイトゲームに入ります。
ナイトゲームは黒いスプーンが好きなのですが、今回準備した「saji」にはオールブラックは塗っておらず色の最も濃い紫系のもので代用しました。
「saji」の黒系カラー(実は紫)と「saji」試作板厚1ミリ仕様のグローホワイトの二種に、マークシグマ 1.6グラム 城峯釣具店さんオリカラの芝桜グローの三つのスプーンをローテーションして釣っていきます。
暗くなると色覚は薄れて陰影として認識されると思うのですが、この三つのタックルのローテーションをして試すと明らかにカラーに対する反応が異なります。グローが良いのかと思い光らせて反応を見ましたが、どうもグローの蓄光だけの要因でもないようです。
カラーによってコントラストが変化し、魚たちはその差を感じているようです。
昼間ではなかなか味わうことの出来ない、明確で強いアタリを感じつつ数を重ねることが出来ました。
アルクスポンド宇都宮のプライムタイム、最高です。
インスタを通じた人との出会い、そして自分で考えたカラーロジックの検証。
とても満足のいく一日を過ごすことが出来ました。
ナイターの釣りには少し慣れが必要ですが、暗闇に浮かぶように光って見える弛んだラインが魚のヒットの瞬間に直線に引き込まれる。
そして手元に伝わるガツンとした手応え。
サイトフィッシングで魚の反応を見る釣りも大好きですが、ナイターはとりわけ没入感が高くて面白いです。
夜遅くまで対応して頂けるアルクスポンド宇都宮のスタッフの皆様に感謝しつつ、一日の釣りを愉しむことが出来ました。
11月中はナイター営業をされているので、ブログを見た皆様もこの機会に訪れてみては如何でしょうか?
タックルデータ
セット1 軽めのスプーン用(今日は jak 縛り)
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1L-LTD
リール: DAIWA PRESSO LTD 1025 with IOSFACTORY 「Direct」&「D system」 with REVIBE 「Funnel 40mm」
ライン: エステルライン(0.2号)+フロロリーダー(2lb)
セット2 軽めのスプーン用(今日は gou 縛り)
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1UL-H Black Vespine
リール: SLPWORKS DSLT1000SP with IOSFACTORY「D system for 18」 with DRIVE 「AIR Stir 40mm」
ライン: エステルライン(0.3号)+フロロリーダー(2lb)
セット3 放流スプーン&メタルバイブ用
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1L-H Black Vespine
リール: SLPWORKS DSLT1000SP with IOSFACTORY「D system for 18」 with DRIVE 「AIR Stir 40mm」
ライン: エステルライン(0.4号)+フロロリーダー(3lb)