釣行記 308club #4

釣行日 2020年12月26日 土曜日 8:00 ~ 17:00

マイクロスプーンの愉しさを存分に味わうことが出来る管理釣り場、「 308club 」さんにお邪魔してきました。
僕に「良いスプーンとは何か?」という禅問答の答えを導いてくれた、そのきっかけとなった釣り場。
釣り場だけでなくて管理人の會澤さんと出会うことが出来たことで、僕の禅問答は一気に答えに結び付いたように思います。


久々の訪問だったのですが透明度は相変わらず高くて、水中に浮かんでいるたくさんの魚たちが出迎えてくれました。
周囲の環境といい、水質といい、本当に居心地の良いエリアです。

表層に浮いてきてバクっと喰う。
マイクロスプーンゲームの醍醐味を妄想して訪れましたが、流石にこの時期は寒くてそう簡単ではありませんでした。
が、考えて釣りを組み立てるとキチンと答えが返ってきて、とても愉しめる一日となりました。

午前中のパターンですが、表層に浮いて見える魚の下のレンジを通すように「 saji gou 08(0.9g)」をコントロールすることで反応が得られました。
明確でキレイなアタリが得られ、魚の活性は良さそうです。


今日も「 308club 」さんの名物のサクラマスの活性が高いです。
また良型が多いのもこちらの特徴ですね。
リリース券で入場したのですが、「持ち帰って食べたいなぁ・・・」って思う、キレイなサクラマスに出会えました。
今度はキャッチアンドイートをしてみよう。。

見える魚の下のレンジを丁寧に狙うのが基本的な戦略だったのですが、同じレンジばかり狙っていると魚がスレてしまうので、表層を狙ったりボトムを狙ったりと、少しトレースするレンジを散らしながら釣りを組み立てます。
そうしていると稀に表層にやる気のある魚が見えることがあって、そのときはその魚を狙ってスプーンをトレースしていきます。
運よく魚の気持ちとトレースラインが重なると口を使ってくれて、数は少なかったのですが表層レンジのサイトゲームを愉しむことが出来ました。


「 308club 」さんはヤシオマスやスチールヘッド系の大型トラウトが入っています。
何度か訪問していますがこれまで大型魚に出会ったことがなく、が本日はとうとう出会えました。

「 saji gou 06(0.7g)」で丁寧に中層を探ったところ、気持ちいいアタリで魚がヒットします。
ヒットした瞬間にずっしりとした重みと頭を振る大型魚独特の手応えが伝わってきます。
近くにいた方が「おーデカいの来たぞ~」と応援してくれます。

が、実は課題が・・・
使っていたタックルが当日持ち込んだ最も弱いもので、ラインはエステルの 0.3号。
ドラグは緩々です。リールを巻いても巻いても寄ってきません。

魚は我関せずの空気で走っていきます。
が、こういう時は焦ってはいけません。ドラグを活かしつつ、着実に寄せてきます。
何度かランディングに失敗したものの、無事にネットに収めることが出来ました。嬉しかった!


これまで訪問した時は時間帯によってボトムしかダメなときがあったのですが、今日は悶絶をしつつも中層で反応が得られました。
放流が入ったタイミングでゲームを組み立てなおし、派手なスプーンから段階的にサイズとカラーを落としていき、最後は「 saji 」で粘る。
スプーンの巻きの釣りを愉しむことが出来ました。

午前中は風があって少し釣り難かったのですが、「 308club 」さんは山に囲まれているため極端に強い風が入ることはなさそうで、当日も風が巻く感じで風を受けつつもなんとか「 saji 」を使いとおすことが出来ました。

「 308club 」さん、本当にスプーンゲームを愉しみやすい釣り場だと感じました。
いつかここで TROUT SPOONS Lab のユーザーの方たちと一緒に釣りをしたいな。コロナが収まったらイベントを企画したいなと妄想しました。

時々場内を回ってくれる管理人の會澤さんとの会話も楽しみつつ、、
バカスカ釣れる簡単さはないものの、スプーンの巻きのゲームを堪能することが出来た一日となりました。
数はそれほどではありませんでしたが、「感じて」「考えた」その答えをクリアに得られた感じで、満足度の高い一日でした。
愉しかったです。

そしてなんと!
当日の「 308club 」さんのブログで、TROUT SPOONS Lab のことを紹介して頂けました。
気遣いを受けて涙が出るほど嬉しかったです。
「 308club 」さん、會澤さん、愉しい一日をありがとうございました。


タックルデータ

今回は Black Vespine をナイロンラインにして来ました。
張りのある竿に、しなやかなナイロンラインの組み合わせは、魚がバイトして針を乗せるまでの瞬間に適当なタメが感じられて扱いやすかったです。
ナイロンラインは東レさんのスーパーソフトを使用しました。線径と強度のバランスが高くて良いラインだと思いました。

セット1 saji 専用機 (エステルセッティング)
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1L-LTD
リール: DAIWA PRESSO LTD 1025 with IOSFACTORY 「Direct」&「D system」 with REVIBE 「Funnel 40mm」
ライン: エステルライン(0.3号)+フロロリーダー(2lb)

セット2 saji 専用機 (ナイロンセッティング)
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1UL-H Black Vespine
リール: SLPWORKS DSLT1000SP with IOSFACTORY「D system for 18」 with DRIVE 「AIR Stir 40mm」
ライン: ナイロンライン(2lb)

セット3 放流対応
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1ML-H Black Vespine
リール: SHIMANO Vanquish C2000SSS with IOSFACTORY「IMPACT」&「S system」 with REVIVE 「Funnel」
ライン: ナイロンライン(2.5lb)