釣行記 アルクスポンド宇都宮 #7

釣行日 2020年11月29日 日曜日 8:00 ~ 19:00

さてさて、またまたホームのアルクスポンド宇都宮さんに行ってきました。
今日は先週と異なり、朝の冷え込みはあったものの風は穏やかで過ごしやすい一日となりました。

昨日の奥利根フィッシングパークさんの防寒対策不足の反省から、オーバーパンツとフリースのビーニーとネックウォーマーを装備して臨みます。
流石にこれだけ着ると暖かかったです。


画像はちょっと露出が合っていないのですが、当日朝の東の空の様子です。
今日は久しぶりに事務所前に入りました。

事務所前はトイレも近いし寒かったら休憩所で暖も取れるしで、ホスピタリティとしては最高なのですが肝心の魚の反応が・・・

ボトムをメインに、中層の巻きでも反応が得られて魚の状態は悪くないようなのですが、普段なら見える魚の姿が少ないです。
どうも魚の居場所としては良くなかったようで魚影が薄いみたい。

とはいえ、適当に反応はあるしここで午前中は粘りました。

放流も数匹取れたし、まずまずの状況と思いつつ。
昼のカップラーメンを食べたら釣り座を移動します。


釣り座を池の南側に移動しました。
この移動、大正解でした。

表層付近に浮いた魚が多数見えます。
また、その下を泳ぐ魚影もたくさんあります。

やぱり場所の影響ってあるんだなぁって思いました。
風や日照、放水口の向きとかによって魚の居場所は変わると思うのですが、今日は南側が良かったようです。

見えてるお魚さんのやる気度合いをチェックするために「 saji gou 08(0.9g)」を投げてみたところ。。。
ちゃんと喰い上げてくるじゃないですか!

これは「 jak 」の方が調子合っているぞ、と思い「 saji jak 07(0.8g)」にスイッチして表層を狙います。
カラーは光が強いので最も光の波長が短い紫系を選びます。

釣れました。
午前中は「 saji 」の出番が無かったのですが、午後は調子良さそうです。

と・・・ほくそ笑んだのも束の間、放流が入ります。


普段の放流はハイバーストの 2.4g を投げることが多いのですが、今日はちょっと気分を変えて?シャイラの 1.8g を使ってみました。
シャイラ 1.8g のメッキ系は実重がちょっと重めで浮き上がり難いので、少し下のレンジを意識した攻め方が出来るかなぁ、と思っての選択です。

狙い通りに答えが返ってきました。
もっと適したパターンがあるのかも知れないのですが、自分で考えたロジックで魚が釣れるというのは嬉しいもので、こういうところが管理釣り場の醍醐味かなと感じます。シャイラ 1.8g でカラーローテして放流魚に遊んでもらうことが出来ました。

放流が落ち着いたところでまたまた「 saji 」の出番です。
一定巻きが基本なのですが、スプーンの周囲に魚が見えないときは誘いを入れます。

ロッドティップをフリップしたり、巻きを少し速めたり。
そんなことをしていて気付いたのですが、gou と jak で誘いのアクションが異なります。

人為的に誘いを入れたとき、gou はヒラを打つのが基本で左右にはダートしません。
移動軌跡を変えないまま、スプーンがヒラッと輝きを見せます。

これに対して jak は、ヒラを打つ挙動もあるのですが、ロッドティップを左右方向に振ると移動軌跡を左右にずらすようにダートします。
ミノーをトウィッチすると左右に飛ぶようにダートしますが、あれと同じような挙動を示します。

jak は水を逃がすように設計しているので泳ぎは弱いのですが、誘いは魅力的にリアクションします。
メリハリがあって面白い。ジキルとハイドみたいな特性です。これは良い特徴かも。。。。


saji で表層を狙っていると徐々に落ち着いてきて反応が悪くなります。

ここでプラグを入れるのも良いのですが、今日はスプーンに拘ります。
アルクスポンド宇都宮さんの定番スプーン、サークルを使います。
ウェイトは 2.0g 、ちょっと大きめのサイズのサークルです。

ボトムを叩くのではなく、下の方をヒラヒラと泳ぐ姿をイメージしての選択です。
今日はオオツカ伊勢崎さんのカカポというカラーが当たりました。

カカポ、表と裏の色が完全に反対色です。
光の波長で考えると異端のカラーリングなのですが、良く釣れます。

カラー的には中庸な波長の色になるので、バッチリあってはいなくても嫌われにくくて反対色の明滅が効くのかも知れません。
配色の参考になって、とても興味深かったです。


ボトムスプーンと表層の saji を交互に使うことで、魚の反応が継続します。
同じルアーだと魚が見飽きるので、完全に釣り方を変えるローテーションの考え方です。

ここでプラグを使えばローテーションの幅はより広がるのですが、今日はスプーンに反応するのでスプーンの巻きに拘ります。

いい感じに saji の光の波長カラーロジックのローテーションで愉しめたのですが、陽が陰るにつれて反応が鈍くなります。

前回のアルクスポンド宇都宮さんの釣行記で書いた、夕方の渋い時間帯の訪れです。

薄暮の時間帯って人間でも見難いじゃないですか。
たぶん水中も同じ事が起きているのですよね。
今まで見えたカラーが見えにくくなって、それにつれて魚の反応は鈍くなる。
そんな風に僕は考えています。

このとき効くのはボトムです。
もともとボトムは光が弱いし、カラーではなくコントラストで反応が得られると思うからです。

で、またまたサークルの登場。
今回はシルエットが小さくて、よりボトムをトレースし易そうな 1.8g を使用します。
これも正解で、やっぱり反応があります。


そして待望のナイタータイムに突入です。
この時間を愉しみたくて、朝の入場時間をずらしたのです。

暗くなってきて魚の反応は出てきたのですが・・・アレレ、ショートバイトが多いです。

11月初めのナイター開始の時期は、気持ちいいアタリでバッチリとスプーンを咥えてくれたのですが。
今日はアタリは良いモノの魚が咥えてくれません。
時折、バッチリと咥えて釣れる魚はいるのですが、調子は今一つです。

鱒たちも賢いのですよね。
恐らくですがナイター営業が続いたことで、この時間帯に眼前を通るモノはリスクが高いと判断しているのだと思います。

昼間ならカラーが見えるのですが、夜はカラーではなくて色の濃淡を見ている。
ここが肝かなと思います。
カラーの幅に対して光の濃淡だと魚の認識域は狭まると思われ、結果としてリスクが先行してしまうのかな、と思いました。
うまく表現できないのですが、夜の方がカラーによる誤魔化しが効かないのではないかと思います。

そんなことを考えつつ、ナイターは土日限定とかの方が効果的なのかも知れないなぁ、と思いながら納竿となりました。
とはいえこんな風に考察しながら釣りを愉しむことが出来るのも、その環境を提供して頂けているからです。
アルクスポンド宇都宮さま、今日もありがとうございました。


タックルデータ

セット1 マイクロスプーン専用機
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1L-LTD
リール: DAIWA PRESSO LTD 1025 with IOSFACTORY 「Direct」&「D system」 with REVIBE 「Funnel 40mm」
ライン: エステルライン(0.2号)+フロロリーダー(2lb)

セット2 マイクロ~軽めのスプーン用
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1UL-H Black Vespine
リール: SLPWORKS DSLT1000SP with IOSFACTORY「D system for 18」 with DRIVE 「AIR Stir 40mm」
ライン: エステルライン(0.3号)+フロロリーダー(2lb)

セット3 放流スプーン&ボトム用
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1L-H Black Vespine
リール: SLPWORKS DSLT1000SP with IOSFACTORY「D system for 18」 with DRIVE 「AIR Stir 40mm」
ライン: エステルライン(0.4号)+フロロリーダー(3lb)