釣行記 奥利根フィッシングパーク

釣行日 2020年11月28日 土曜日 7:30 ~ 17:00

本格的な冬のシーズンを迎える前に、夏場のフィールドテストで良く利用させて頂いていた奥利根フィッシングパークさんにお邪魔してきました。
ここは大物池とレギュラーサイズの池の2タイプがあるのですが、saji のテストは大物池でほとんど行ってきました。
魚影が濃いことはもちろん、透明度が高くて水深の浅い池なのでスプーンの泳ぎに対する魚の反応を見やすく、特に夏場は表層レンジの反応が良いためマイクロスプーンの開発に適していると思ったからです。

奥利根フィッシングパークさんの位置する沼田市は冬季の冷え込みが厳しく、道路には消雪設備を有している場所があるほどです。
今回は厳しい冬が訪れる前に改めて量産仕様の saji を試してみることにしました。


2面ある大物池の下の池からスタートしたのですが、朝は活性が今一つの印象でした。
比較的早いタイミングでペレット撒きもあったのですが、いつもは盛大に盛り上がる鱒たちが大人しく感じます。

浅い池のため外気温の影響で水温が変化しやすく、当日はとても寒かったため水温が下がり魚たちも保守的になってしまっているようです。
水深のある池であれば魚たちは深いレンジに逃げることが出来ますが、浅い池では逃げ場がありません。

そんな渋い状況でのスタートでしたが陽当りと気温の上昇に伴って魚たちの反応が上向き、喰い上げてくれる魚もチラホラ出てきました。


太陽はまだ低い位置だったので光の波長の長いピンク系のカラーを試し、好反応が得られました。
薄い赤紫色、薄いピンク色、蛍光ピンクと赤系の色をローテーションして釣っていきます。
途中で真鍮色や他の色の反応をみましたが、やはり赤系が強い印象です。

それにしても今日は風が強い!
奥利根フィッシングパークは周囲を山に囲まれているため風の影響が少ないエリアだと思うのですが、今日はさまざまな方向から風が吹き込みます。

僕は大物用のタックルにはPEラインの 0.2 号を使っているのですが、軽いPEラインは風の影響を受け易いためちょっと釣り難いです。
風の方向と強さを読んでキャストするタイミングを判断しながら釣りをしていきましたが、ナイロンラインを選んだ方が良かったかも。。。
ラインの巻替えも大変なので、ナイロンラインのスペアスプールが欲しいなぁと思ってしまいました。


風と寒さに悩まされながらも魚たちは反応してくれます。
夏場のように表層にドーンと出てくるようなバイトはしませんでしたが、魚の目線の上にスプーンを通すことで喰ってくれる魚がチラホラといます。

風が強いので「 saji gou 08(0.9g)」と「 saji jak 07(0.8g)」を使い分けて釣りを組み立てました。
少し下目の魚を狙うときは「 saji gou 08(0.9g)」、表層を意識している魚を狙うときは「 saji jak 07(0.8g)」という感じです。
gou と jak はレンジの違いだけでなく、泳ぎのタイプも異なるため魚の反応を見て飽きさせないようにローテーションして釣っていきます。

カラーも光の波長を意識したロジックで太陽光の強さを感じて、赤紫、赤、橙、黄、緑、青、紫とローテーションします。
淡い色のタイプしか準備していなかったためローテーションの手数は限られますが、それでもカラーの違いによる反応差は明確で、やはり太陽の高い時間帯は光の波長の短いカラー、青~紫系が良かったです。
その時間に合っているなぁというカラーを見つけてもそれを投げ続けてしまうのではなく、サシ色として他の色を加えてカラー戦略を組み立てます。


空は晴れていたのですが、時折小雨がぱらつきます。
雨雲もないのになんでかな?と思っていたのですが、どうやら山は雪のようでその風花が舞って小雨となって届いているようです。

風が強くて寒い。
夕方には雪が舞って、一瞬吹雪のようになってしまいました。
防寒対策が甘かったようで、寒さが本当に身に沁みます。

防寒着ですが、僕は昨年度からワークマンのものを愛用しています。
安価で機能性が高い、管釣りにぴったりのウェアなのですが、最近はワークマンファンの人が多くて服が被るのが困りものです。
でもね、チームウェアみたいでいいじゃないですか。ワークマン仲間みたいな。。。。

おっと、話が脱線しました。
夕方になって光が弱まったとたんに魚の反応も減ってしまって。。
人間も薄暮の時間帯は周囲が見えにくくなりますが、魚も同じなのでしょうね。活性がストンと下がる。
少しでも活性のある魚を求めて、釣り座を上側の池の西の奥の方のワンドに移動してアガリ鱒を狙い、無事にキレイな岩魚をヒットさせて納竿としました。

あー、寒かった。
沼田の冬場は厳しそうなので次回は来春かな・・・


タックルデータ

セット1
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1ML-H Black Vespine
リール: SHIMANO Vanquish C2000SSS with IOSFACTORY「IMPACT」&「S system」 with REVIVE 「Funnel」
ライン: PEライン(0.2号)+フロロリーダー(3lb)

セット2
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’0GL-LTD
リール: SHIMANO Vanquish C2000SSS with IOSFACTORY「IMPACT」&「S system」 with REVIVE 「Funnel」
ライン: PEライン(0.2号)+フロロリーダー(3lb)