釣行記 308club #2
釣行日 2020年11月15日 日曜日 8:00 ~ 17:00
前回の釣行で僕の禅問答の答えを悟った釣り場、とても気に入ってしまった 308club さんに伺いました。
ここは鱒たちの働き方改革で 8:00 スタートとなっています。7:00ごろには到着していたのでゆっくりと準備して開場を待ちました。
管理人の會澤さんにご挨拶をしてチケットを購入、併せて昼食の予約をして実釣スタートです。
朝の駐車場は霜が降りていて、冬の訪れを感じさせます。
そろそろスタッドレスを準備しないといけませんね。
朝イチ、期待が高まりますが 308club の魚たちはそう簡単には答えてくれません。
最初に投げたのはハイバースト0.8g。
朝イチなのですこし派手目のカラーで様子を見て、徐々にカラーを弱めていきます。
まだ光が弱かったので波長が長めの色を選び、最初に反応してくれたのは茶色でした。
そんな軽い悶絶を愉しんでいると會澤さんが放流車を押してストック池に向かっていきます。
放流です。時刻は 9:30 をまわったころでした。
ここの放流はこの放流車で運んできた魚たちを網で池に放します。
池の四方に均等に4回、會澤さんが放流車でストック池を往復して行われます。
来場されているお客様と會澤さんがコミュニケーションを取りながら、そして放流した魚たちの様子を確認しながら、とても良い光景です。
そしてここの放流魚たちは活躍し始めるのが早いです。
放流して10分も経つと放流魚の反応が感じられます。サクラマスの方が先に反応し始めるようで、とても高活性です。
使用したスプーンはハイバースト1.4g 、蛍光オレンジ&チャート/メッキゴールドの放流カラー。
良い感じでサクラマスの反応が続きます。
放流用スプーンはもっと大きなものを使うのが普通なのですが、池の大きさと深さ、魚の反応するレンジから小振りな1.4gを選択しました。
これが良かったようで比較的長く放流効果を愉しむことができました。
反応が悪くなったらカラーを変えて攻めていき、落ち着いたところで「 saji 」を使い反応を愉しみます。
そして訪れる沈黙の時間・・・
ここで昼食休憩を取ります。
昼食はサクラマスの天ぷらです。
僕は食事で血糖値のコントロールをしているため、一回の食事で摂取する糖質量を制限しています。
前回お邪魔した時にはサクラマス天丼をオーダーしてご飯を大量に残してしまったため、反省して天ぷらのみをお願いしました。
天丼のタレも美味しかったのですが、天ぷらを塩で食べるとサクッフワッとした食感でとても美味しいです。これまた絶品です。
昼食を終えて釣り再開です。
308club さんの面白さの一つに山陰の影響による光の変化があります。
この時期は昼頃になると太陽が西に傾き、ポンドの南西にある山の影が池面に広がります。
画像がその様子を捉えたものですが、左半分は陽が当たっていて、右半分が影に入っています。
僕の考えているカラーロジックでは光の波長をベースに色を選択しています。
とするとこのシーンはどう捉えるか?
けっこう考えさせられる状況です。面白い。。。
人間も日向から日陰に入ると見える光景は変化します。
これは魚も同じではないかと思います。
スプーンを通すコースが日向か日陰かで選択するカラーを変えた方が良いと思い、僕は日陰側を通すことを選び、スプーンカラーをより波長の長い方向で薄いピンク系から茶色系へとローテーションして魚の反応を見ます。
が、落ち着いてしまった魚たちからの反応は得られずに悶絶。プラグを使用することにします。
シャインライドナノでボトムをチェックしますが反応がありません。中層に散っていると判断してルアーを交換します。
選んだプラグはクーガシンキング。濃いめの茶色で背中の部分にグローが入っているカラーです(どこかのオリカラだったと思います)。
これで反応があり、一匹掛けましたがラインブレイクしてしまいました。残念。
と、悶絶したところで救われました、午後の放流タイムです。
午前同様に派手目のカラーで放流魚をゲットして、落ち着いてしまってからは「 saji 」の出番です。
「 saji 」のタイプを試したところ、動きの弱い「 jak 」の方が反応が良いようです。
「 jak 07 」では少しスピードが高いようだったことから「 jak 05 」にウェイトを落としてレンジとスピードをコントロールします。
結果、「 jak 05 」でアタリが続き、放流スプーン後の沈んだ状況をフォローできました。
真鍮のカラーを残し明るい時間の使用を意識して薄いブルーを吹いたカラーだったのですが、このカラーは表面にグローも乗せています。
真鍮色と表面に乗せたグローが効果的だったようで、比較的長時間このカラーで好反応が得られました。
放流後の魚の反応は時間経過とともに落ち着いていってしまうのですが、308club さんの良いところは、この変化に合わせて釣りを組み立てると結果が返ってくるところで、ゲーム性が高いと思います。
そして徐々に陽が傾き魚たちの沈黙が強まります。
巡回してきた會澤さんとお話しし、「この時間は魚がボトムに沈むんだよね~」とアドバイスを頂き、スプーンをサークル1.8g グローレッドにしてボトムを攻略します。
これがアタリ、連続して魚を引き出すことが出来ました。
魚の状況を感じて、釣り方を考えて、そして釣果を得る。スプーンゲームの醍醐味を味わうことが出来ました。
そして終了15分前。更に暗さ増してきました。
これはナイターパターンが良いのではと直感で感じ、スプーンを黒系の「 saji jak 07 」にします。
これがまた正解で、気持ちよいバイトで魚がヒットします。
そして終了間際にアガリ鱒を釣り上げて、納竿となりました。
308club さんの愉しさを存分に味わうことができた一日となりました。
今日も管理人の會澤さんから適切なアドバイスを頂き、素敵な時間を過ごすことが出来ました。
感謝いたします。
タックルデータ
セット1 軽めのスプーン用
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1UL-H Black Vespine
リール: SLPWORKS DSLT1000SP with IOSFACTORY「D system for 18」 with DRIVE 「AIR Stir 40mm」
ライン: エステルライン(0.3号)+フロロリーダー(2lb)
セット2 標準スプーン&ボトム用
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1L-H Black Vespine
リール: SLPWORKS DSLT1000SP with IOSFACTORY「D system for 18」 with DRIVE 「AIR Stir 40mm」
ライン: エステルライン(0.4号)+フロロリーダー(3lb)