釣行記 日光 フィッシングバムス WADONA
2020/10/16 金曜日。
フィッシングバムス WADONAさんに行ってきました。
僕はWADONAさんのことを知らずにいたのですが、インスタを始めるようになっていろんな方の投稿を読んでここの存在を知りました。
もう少し早く行こうと思っていたのですが、saji の開発に追われていてなかなか足が向かず、昨日やっと行くことが出来ました。
WADONAさん、水質がとても良くて澄んだ水の中に大型のトラウトが放されていました。
残念ながら10月末に閉場されるとのことでもう新たな放流はされていないのですが、オールキャッチアンドリリースで清純な水とマナーの良い釣り人に守られてきたトラウトたちは、まだ十分にストックされていて、みんな元気でした。
そんなトラウトたちはたくさんのアングラーを見てきたらしく、みんなとても賢くて狡猾、最高最強のターゲットです。
釣りは朝7時ごろから夕方の17時ごろまで、一日愉しみました。
釣果は3本。
管理釣り場の感覚からすると非常に少ないのですが、何度もルアーやフライを見てきたトラウトたちを釣ることは本当に難しくて、たったの3本ですが、どの魚も力強いファイトと素晴らしい魚体で、充足感の強い釣りでした。
狡猾になったトラウトを「感じて」、「考えて」、そしてやっと釣り上げた瞬間は最高の喜びに繋がります。
ヒットルアーはVALKEINさんのプラグ「Haze」と「Riola」、そして僕のプロトスプーン「saji jak 0.5」です。
上の画像は「Riola」で釣った一本です。
釣り方ですが、スプーンを試して魚の反応をみたところ「追いはあるものの喰わない」という状況で、カラーは波長の短い傾向のもの「青から紫」で、濃淡は「薄い色」のものが好感触でした。そしてレンジは表層の反応が良い。
スプーンだと、あと一歩のところで口を使わない魚が多く、プラグにスイッチしました。
まずは「Hydram F」でチェック。色は波長の短い傾向が良かったのでグリーングローを選択しました。
スプーンに比べて追ってくる魚が増えて、口を使おうとする個体も出てきたのですがヒットには繋がらず。
続いて定番の「Kuga」、「Kuga S」でチェック。カラーはグロー系とコアグリーンなどを試しましたが、「Hydram F」に比べ反応が鈍い。
もう少しタイトな泳ぎの方が良いかな、と思い「Haze」をチョイス。
「Haze」は水深2mまで潜るディープダイバーなので、リトリーブ速度を落として反応の良いレンジをゆっくりとトレースする作戦です。
で、この狙いが当たって一本目。
同じアプローチを試したのですが、数度キャストすると完全に見切られるようになってしまいました。
このタイミングでWADONAオーナーさんのペレット撒きが入りました。
浮上系のペレットを撒くのですが、どこに隠れていたの!?、というくらい大量のトラウトが表層に浮いたペレットを漁ります。
すぐにマイクロスプーンを投げたのですが反応は得られず。
でも魚が表層付近に浮いています。
トップが良いかなと思い、「Kuga HF」、「Riola」とルアーローテ。
「Riola」のポッピングで反応したものの乗らず。水車の流れに「Riola」を乗せてナチュラルドリフトさせたところ、しっかりと口を使ってくれました。
これで2本。
その後は一定の反応はあるものの釣果は得られず、綺麗な秋空の下で時間が過ぎていきます。
昼はストーブでお湯を沸かしてビール片手にカップ麺を食べて、三時にはまたストーブでお湯を沸かしてコーヒーを飲んで。
のどかにアウトドアの時間を愉しみます。
WADONAさんの雰囲気は「自然を愛でながら釣りを愉しむ」という感じで、釣果が伸びないことが不満になりません。
透明な綺麗な水質の中で悠々と泳ぐトラウトを眺めて、ルアーを通してその反応を見る。
そんな風に時間が流れていきます。
夕方になって、トラウトの反応が良くなってきました。
「saji gou 0.8」、「saji jak 0.7」とチェックしたところ、魚たちは泳ぎの弱い jak の方を好んでいるようです。
「saji jak 0.7」をカラーローテしてチェックし、口を使う寸前まではいくものの、最後のひと噛みをしてくれない。
スピードレンジを下げるため「saji jak 0.5」に交換。
「ツン!」という気持ちの良いバイトでヒットしたのが画像の魚です。今日一のサイズでした。
WADONAさん、キャンプ場かと思う施設で自然環境に恵まれていて、とても良い雰囲気の釣り場さんでした。
オーナーもとても優しさを感じる方で、施設もきれいに手入れされていました。トイレもきれいでした。
トラウトたちはとても狡猾で釣りは簡単ではありませんでしたが、その分「感じて」「考えて」という釣りの醍醐味をより深く愉しむことが出来ました。巧くヒットさせることが出来ると、トラウトは素晴らしいパワーと魚体を見せてくれるので、「釣った」とうい充足感も強い。
本当に愉しい一日を過ごすことが出来ました。
もっと早くWADONAさんの存在を知っていたら・・・10月末の閉場が寂しくて仕方ありません。
でもオーナーもきっと同じ気持ちなのですよね。
こんな素晴らしい釣り場を提供してくださったWADONAさん皆さまの、次のステップがより良い人生になることをお祈りしています。
本日のタックル
セット1
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’1ML-H Black Vespine
リール: SHIMANO Vanquish C2000SSS with IOSFACTORY「IMPACT」&「S system」 with REVIVE 「Funnel」
ライン: PEライン(0.2号)+フロロリーダー(3lb)
セット2
ロッド : VALKEIN DainsliF 6’0GL-LTD
リール: SHIMANO Vanquish C2000SSS with IOSFACTORY「IMPACT」&「S system」 with REVIVE 「Funnel」
ライン: PEライン(0.2号)+フロロリーダー(3lb)